伊勢志摩百物語~名木?奇樹を訪ねる~
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- 18 - 度会郡玉城町に鎮座する田た丸まる神社。その名称から、福やお金が「たまる」というご利益があるとして地元の人々の信仰を集めています。 お参りしたときに目に付くのは、本殿と拝殿の間に聳える立派なヒノキの巨木です。樹齢は百年を超えていると思われますが、ご神木なのでみだりに測定することもできないのだとか。 田丸神社は、元禄15(1702)年に京都の北野天満宮より菅すが原わらの道みち真ざね公の御魂を勧かん請じょうした天神社が始まりだとされ、鎮座する場所は「天神山」と呼ばれていたそうですが、さらにそれ以前は、エノキの大木を信仰する、村の農耕神のような存在だったようです。 エノキは現存していませんが、社殿ができた後に生えてきたヒノキが立派な大木となり、本殿前に生えていることや、元々エノキの木を信仰していたところだったからか、このヒノキもまた現在の信仰の対象となっています。福が「たまる」天神山の神木。神様に縁のある地はご利益があふれているようです。9.田丸神社の大ヒノキ (度会郡玉城町田丸)田丸神社の大ヒノキ

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