伊勢志摩百物語~名木?奇樹を訪ねる~
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- 15 -伊勢市駅JR参宮線伊勢工業高有緝小伊勢赤十字病院イオンタウン伊勢ララパーク新開の臥竜梅公園201鳥羽市→松阪市←23もらいました。日ごろから愛していた梅を伊勢の地に奉納植樹させ、冤罪が晴れるのを祈願したと伝えられています。 その奉納植樹された梅こそが、御薗町にある臥竜梅とされており、その由緒を伝える記録とみなされるものに『勢ぜい陽よう五ご鈴れい遺い響きょう』が挙げられています。 伊勢市にあるこの臥竜梅は、江戸時代初期の明暦年中(1655~1658)に、津藩士山やま中なか為ため綱つなが著した地誌本『勢ぜい陽よう雑ざっ記き』、明治28年(1895)山田の地誌『神しん都と名めい勝しょう誌し』に同様の記事が書かれています。 330年余りの以前から、すでに人々が名所として探勝するところであるということがよくわかります。これらの地誌を通して、この臥竜梅の最盛期は、明暦(1665)から延宝?天和(1673~1683)のころと考えられています。 近年は、梅園の手入れや、枯死寸前に至った臥竜梅の保存のために新木の育成に心がけ、また春秋2回の天神祭を斎行するなど、道真公の遺徳をしのんで、臥竜梅の保護がなされているようです。 現在は梅林公園となっており、菅原神社が鎮座しています。道真公の生涯を愛した梅とともに追憶してみてはいかがでしょうか。(泰道 華澄)■アクセス伊勢市駅から大湊行バスで12分。■周辺の見どころ?菅原神社…梅まつりが毎年開催される公園に鎮座する。祭神は菅原道真公。?宮川堤…外宮の北西を流れる川の堤。春にはきれいな桜がさきます。菅原神社「東風ふかば」の歌碑

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